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2011/06/11 (Sat) いつの日か 関電【鷹鳩】

東京電力の企業としての行方は未だ不透明で、金融市場も右往左往している状態です。

企業としても法的破綻させるのか政府バックアップの下再生させるのか。要人から発言がポンポン飛び出してまだまだ落ち着かない状態。社債やCDS市場の評価はがた落ち。株価はついに一時150円割れ…と酷いことになってます。安定的な配当目的の株式投資、またリバウンド狙いの飛びつき投資がいかに危険か。

0611.gif

CDSは1000bpsを超える水準。実は事態はもっと深刻で、アップフロントと呼ばれる保証料前払いでの取引が出てきている。これは、近々東電がクレジットイベント(要はデフォルト)に該当すると見る人が多いということ。


で株価のチャートも酷い。

w.gif


そんな中、東電以外の電力にも当然大きな影響が出ています。関電が起債を延期したってニュース。

電力債の起債再開は道険し、日銀社債買入緩和に期待も(ロイター)

関西電力(9503.T: 株価, ニュース, レポート)が検討していた国内普通社債(SB)の発行延期を決めるなど原子力発電所を抱える電力会社の起債環境に厳しさが増している。

 関西電は9日、期間10年で発行を準備していた国内SBについて6月中の起債を見送ることを決めた。 関電では「ボラティリティが高く、投資家にとって適切な投資判断が困難な環境になった」(経理室関係者)と説明し、市場の落ち着きを待って起債時期を探る意向を示した。



直接的な影響が無い関電。震災前は国債から10bps程度の上乗せ利回りで発行されていましたが、いまや起債すら取り止めという状態。

原発を保有する電力は同様の事故があるかも、原発を止めれば業績が悪化…などなど連想するのはもちろんあります。ただ、今回の起債取り止めで一番の原因になったのは、電力債というのは『一般担保付』で弁済が優先されるという電力債神話が揺らいでいることでしょう。

その発生源はこちら。

平成23年原子力事故による被害に係わる緊急措置に関する法律案(河野太郎ブログ)

東電の発行する電力債は、一般担保付き社債として、他の債務よりも優先して弁済されることになっている。つまり、東電が法的整理をされた時に、電力債は、賠償金や金融機関からの借り入れよりも優先的に弁済され、残った資産で賠償金と金融機関からの借り入れが同じように弁済されることになる。

電力債の弁済が行われ、資産が残らなければ、賠償は国民負担になる。

しかし、国がこの仕組みで仮払いをして東電に対する求償権を持つことにより、賠償が電力債よりも優先的に弁済されることになる。



既存の法律でその優先弁済が規定されてきた社債。それをひっくり返す法案ががが、というわけです。投資家にとっては一般担保付なんて屁のツッパリにもならなくなったので、関電債にしたって怖くて買えないわけですな。
ちょうど民主、自民の大連立の話が出てきたタイミングもあって。その後、一般担保より優先される、という項目は盛りこまれなかったようですが、一度出た懸念は頭から離れないものであります。ましてや他人のお金を預かる投資家としては慎重なスタンスを取らざるを得ない。


関電としては、かなりかっこ悪い姿を見せてしまったのです。次は間違いなく起債できる環境を待つでしょうね。そんな日がいつ来るのか分からないけど(笑)

起債できるその日まで 関電~この胸に 関電~♪




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Google Chromeだと、画像が見えないようです。
rss配信でも、見えませんでした。
それだけです。

2011/06/13 10:33 | ao [ 編集 ]


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