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金融市場の燃えカスです。リスク選好的な人生を歩んでいます。ボラティリティを愛しています。Greed is good

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2010/06/19 (Sat) BPの原油事故が波及…【鷹鳩】

メキシコ湾の原油流出事故が止まりません。

そもそも海底油田掘削施設が爆発し作業員11名が死亡したのは4月20日のこと。もう2ヶ月が経過するというのに、有効な解決策は未だ出されず。先月末に試みた作業も結局失敗に終わっています。

最終的な原油の流出量は30万トンを超えると予想され、米最悪の原油関係事故となる可能性が高いと言われています。

この海底油田の持ち主はBP(ブリティッシュ・ペトロリアム)。世界最大規模のオイルメジャーです。BPのCEOは「私は誰にも増して終結を望んでいる。自分の生活を取り戻したい」と発言。そもそも作業員11名が死亡していることに加え、周辺の住民や漁業関係者の神経を逆なでしており、謝罪に追われています。

先般の議会証言でものらりくらいと6時間にも及ぶ追求を乗り切ったとか。安全性よりもコストを重要視するような支持がメールであったと言われています。1.5兆円の基金を拠出。そのために資産を売却…。格付けもS&P、ムーディーズから大きく下げられています。

さて、この大惨事の原油流出事故ですが日本勢にも火の粉が飛んできました。

BP原油流出事故 米政府、三井物産系の責任に言及(日経新聞)

メキシコ湾の原油流出事故に関し、油田権益の一部を持つ三井物産子会社、三井石油開発の責任を指摘する声が米政府内にあることがわかった。ただ、同社は操業には直接携わっていない。原油生産を実施・管理する英石油大手BPの作業や事故後の処理が適切だったかの検証結果次第で状況は変わるとみられ、決着には時間がかかりそうだ。

 17日の米下院エネルギー・商業委員会小委員会の公聴会で証言したBPのヘイワード最高経営責任者(CEO)は、米政府が「責任のある組織」としてBPや「三井」など4社を名指ししていると述べた。責任という言葉が何を指すかは明らかになっていない。

 事業の運営・管理を担うオペレーターのBPが権益の65%を持つ。このほか直接運営には携わらないノンオペレーターとして米石油・天然ガス大手のアナダルコが25%、三井物産が約7割出資する三井石油開発が孫会社を通じ10%を持つ。


ということで、大手商社三井物産にも影響が波及しております。実際にCDSマーケットでは三井物産の信用リスクが広がっていると判断↓
3m_5Y3MITCO.gif


現時点ではトータルの賠償金額がどの程度になるか、三井への責任比率がどうなるかといった点が不透明ですが、もちろん業績には悪影響。賠償金の支払いと言うのもありますが、その他操業中の油田の収益性にも影響出ますから。同じ事故起すわけには行かないので、今まで以上にメンテナンスをする必要があり効率や収益性が落ちるって懸念。

同様なことは、その他商社やエネルギー会社にも言えることです。

エネルギー関連の業界基礎知識を見につけるのにプッシュしたい書籍がありまして^^;

エネルギー(上)

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価格:1,890円(税込、送料別)



商社、ガリバーエネルギー会社、電力会社、官僚などなど。色々なステークホルダーから見たエネルギー業界をとりまく小説です。何も知識が無かったので、勉強になりましたしリアリティがあるので興奮して一気に読んでしまいました。


別件ですが、今回の原油事故で水産物が高騰するってアナリストの話がありました。
冷凍の水産物在庫を持つ日本水産やマルハニチロに追い風ってな話をしてましたね^^;
ほんとみんな色々と思いつくものです。



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2010/02/09 (Tue) モルツ一番搾り…は靄に消え【鷹鳩】

キリンとサントリーの統合ですが破談になりましたね。

統合交渉が決裂=キリン・サントリー

キリンホールディングスとサントリーホールディングスは8日、統合交渉を打ち切ると発表した。最大の争点だった統合比率について主張が対立、溝が埋まる見通しが立たず決裂した。


んー、個人的にはサントリーのモルツやスコッチが大好きなので、このままで良かったなんて利己的なことを考えていますけれどw 日経でもありましたが、日本企業にありがちな創業家との折り合いが付かないってのがとっても残念って論調が多いですね。

サントリーって超有名企業ですけど株式を上場していないんですね。その大半を寿不動産という創業家の資産管理会社が持っていて会社を支配しているという…。上場していないオーナー会社ってイメージ良くないんですけどね。でも、非上場だからこそ、株主の利益の追求にとらわれずに商売を進めることもできたわけです。

先ほど上げたモルツというビールなんてまさにそんな産物でしょう。このモルツってずーっと赤字事業だったってどこかで読んだことがあります。上場事業会社であれば、数年間赤字を垂れ流す事業部門をほっとくわけには行きません。撤退あるいは大幅なリストラを余儀なくされるでしょう。さもないと株主から追及されますから。だけど非上場企業で、『やってみなはれ』のサントリーだからこそ、モルツという麦100%天然水仕込のビールが世に出回っているのであります。レモンハートでも取り上げられてましたけどw やっぱりこのモルツって美味しいですよ。酒オタから何といわれようともねw 

さて、今回の統合破談で一番悔しがっているのは当事者でも消費者でもなく、フィナンシャルアドバイザーをつとめた投資銀行でしょう(不勉強なモンでどこが担当しているか分からず)。こういうM&Aの場合のアドバイザー手数料ってリテイナー・フィーという月給と成功報酬で成り立っています。

リテイナー・フィーはもうほとんど経費に消えていくような金額でして、ほとんどは成功報酬が占めているといっても過言では無い。破談でこの成功報酬がしおしおのパァになったわけですから、今まで寝ないで仕上げたスプレッドシートもパワポもお金に化けなくなった…。もうみんなガックリきているでしょうね。。

担当していた投資銀行マン達は、昨日今日と六本木や麻布のバーで発狂しているかもしれません…。

ちなみにキリンとサントリー統合の参考記事⇒ プレミアムモルツ一番搾り(Gucci Post)


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2009/06/30 (Tue) エルピーダ救済の正当性【鷹鳩】

elpida.jpg 毎度です。さて、リーマンショック以降、世界中で政府・中央銀行が一体となって公的資金で企業・市場を支えてきました。今日はまた新たに公的支援により日本企業が生き延びることになりました、詳細は⇒政府がエルピーダに支援決定、再建資金1600億円(ロイター)

単にポジションを取る立場からすれば、またこれで株式市場にも安心感が広がって良いなってことなんでっしょうけど、ちょっと引いてみると疑問が湧いてくる。

まず、エルピーダという会社…

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2009/03/10 (Tue) 【鷹鳩】パシフィックが破綻

前々から危ないとは言われていたけど…。ついに会社更生法申請だそうで。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090310AT2D1000N10032009.html

日本総合地所に続きパシフィックまで逝くとは、不動産市場は完全に崩壊。

生き残るのは財閥系と財務がしっかりしているかスポンサーのついている数社のみだろう。

マンションなんかも投売りが始まっているって。だってチラシに1000万円割引券とか付いてるんだもん。新築マンションが半額なんて話も珍しくないらしい。

じゃぁ、今買う?っていうと、会社の業績も相当悪いし、ボーナスはおろか雇用さえ危ういって話で。

負のスパイラルですな、買いを検討している人には大チャンスだけど。

でもって、サザンのホテルパシフィックをどうぞ。




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2008/12/13 (Sat) 【鷹鳩】サイゼ~リヤ サイゼ~リヤ

【鷹鳩】AUD/JPYは600円もありうべし!? サイゼ~リア、サイゼ~リア【鷹鳩】3分クッキング-えげつない金融商品の作り方に続きまして、また『サイゼリヤ』ネタ。このネタで3本記事を書いているのも鷹鳩だけでしょうか^^; 日本一のサイゼリヤ応援金融ブロガーを宣言したいと思いますw あ、『サイゼリア』ではなく『サイゼリヤ』が正しいみたいです。すみません。

さて、サイゼリヤはついに為替スワップを解約しました。⇒日経

まぁ、下手したらさらに損が膨らむ可能性もあっただけに、解約するに越したことは無いでしょう。ただそれに153億円の損が発生するとは…。。 2年分の利益だそうです。2年間、全国で多くの従業員が汗水働いて稼いできた利益が金融商品で2年分も吹っ飛ぶ…。なにかやりきれない思いがありますね。一部では詐欺とか酷いとかえげつないという声もありますが^^; 法の上ではこの契約自体には問題は無いわけです。

『金商法』という言葉を聞いたことがありますか? 金融商品を販売する際にはちゃんと説明して理解してもらいなさいよ、という法律。ただし、『特定投資家』と言ってプロやそれに準じる投資家には、判断できる能力があるとして、なにからなにまで説明しなくてもOKですよ、というもの。サイゼリヤは特定投資家でして、そういう意味ではプロ同士の契約だったわけです。前回も書きましたが、サイゼイリヤも美味しい思いを目論んでデリバティブに手を出したわけですからね。

話は変わって日経の記事で『78円より円高に言った場合には評価損が出る云々』という表記がありましたが、完全に誤解です。この手のスワップは契約した瞬間に評価損を抱えます。なぜかというと証券会社の儲けがあるから。さらに言うと、契約時から1銭でも78円に近づけば評価損が出ます。

では、どうすればよかったか? 話が飛んで恐縮ですが、FXオプション講座で『デルタ』について解説してきました。サイゼリヤが契約したスワップ取引にもデルタという概念が通用します。少しでも円高に行けば評価損が出る。であればAUD/JPYのショートをすればよかったということになる。どのくらいの量をショートにすればよいのかを計るために『デルタ』の概念が大切になります。その『デルタ』を算出するために今度は『ガンマ』が重要になってくる…。うーん、やめときましょうか^^;…。

要は、プロ投資家と言われていても、やはり金融のプロではないわけですから、デリバに手を出すならきちんと金融出身の専門家を雇うべきでしょう。この手の怪しいデリバで損失を出す会社はまだまだ出てきますよ。輸入が多い会社で、決算書にデリバティブ契約の記載がある場合は注意。株をやっている方は注意深く見てみてください。

*ちなみに『サイゼ~リヤ、サイゼ~リヤ』はガンダ~ラを意識していますが、気づいた人は皆無でしょう^^; いたら是非コメントをww

最近、ランク大圏外でございます。応援お願いしますm(._.)m  ⇒  □■ブログ村■□


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